あれから10年…

こんにちは、小笠原です。

ここ最近、10年の節目である東北の震災の映像が流れています。皆さんはあの津波の映像を見た時はどういう思いでしたか。私は衝撃しかありませんでした。そして湧いてきた感情をどうやって表せばいいのか全く分かりませんでした。それは10年経った今も変わりません。

 

あの時、私は会社の倉庫で積算をしている最中でした。いつも地震があってもあまり動じずに様子をうかがうタイプなのですが、「グラッ」と聞こえた気がするほど大きく揺れたので、思わず立ち上がり倉庫の入り口で外を見ると、ありとあらゆる物全てが動いてました。

 

その揺れの中、仕事中にも関わらず最初に電話したところは家族でした。電話もすぐに繋がり無事が確認出来ました。その後職人全員の安否の確認が出来、積算の最中だったので「いつもより大きい地震だったな」と思いながら、テレビもラジオも聞かず仕事を続け、自分が津波のことを知ったのは何時間も後のことでした。

 

3年前の夏に東北に行きました。繁華街の方はまるで震災なんかなかったかのような賑わいでしたが、海の方へ近づくにつれ大きな傷跡が残ったままのところもありました。被災していない私でさえ言い表せない感情になるのに、実際に被災された方々の心情を思うととても苦しくなりました。

 

東北の震災に限らず全ての自然災害から、時の流れとともに気持ちの整理をつけ動き出しています。未来の為の石碑や雇用創成のための椿の植樹などの前向きな映像もある中で、後世へ語り継ぐ為にあの津波の映像を流す大切さと残酷さを改めて感じています。

 

被災された方々の為に出来ることなんて限られていると思いますが、コロナが落ち着いたら各地に足を運んでみたいと改めて思いました。

 

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